眠りのレシピ

生理時の経血モレを気にせず眠りたい!リアルな声から生まれたフェムケア用品「まもら騎士(ナイト)」

毎月4分の1、約40年に相当する時間を生理と共に過ごす人たちにとって、生理の悩みは、人生の大半付き合っていかなければならない課題です。

寝具メーカーの西川では、そんな日中と睡眠時のストレスから自分を守り、経血モレを防ぐフェムケア用品「まもら騎士(ナイト)」を開発。今年の4月から、ECサイトやドラックストアなどでの販売をスタートさせました。社員の声から生まれた「まもら騎士」について、開発に携わった横山芳乃、永田みのり、守屋映里に話を伺いました。

「生理時の不安やストレスを少しでも緩和したい」という思いが開発のきっかけに

さまざまある生理の悩みの中でも、起きているときも寝ているときも、常に気になるのが「経血モレ」。就寝中や長時間の移動、仕事の打ち合わせが長引いたときなど、生理中は「もれてしまったらどうしよう…」という不安とストレスにさらされています。どのような想いから「まもら騎士」は生まれたのでしょうか?

――「まもら騎士」は、西川で初めてのフェムケア用品ということですが、開発に至ったきっかけについて教えてください。

永田さん: 近年、フェムケアやフェムテック市場への注目が高まり、西川としてもその必要性を感じていました。私自身、生理中の経血モレをいつも気にしていて、特に寝ているときは何度も目が覚めてしまうほどで…。

守屋さん: 私も経血モレの失敗は数多く経験していて、その度に「やっちゃった…」と反省するものの、何の対策も立てられていませんでした。生理中は、もれてしまったときのことを考えてダーク系の服を着るというのも習慣になっていて。そういった制限やストレスを我慢することがいつしかあたりまえになっていました。

永田さん: これまでは「しかたない」と諦めていたのですが、次第に「生理中も安心して眠れるアイテムが欲しい」と考えるようになりました。それと同時に、周囲から生理の話を聞くにつれて、睡眠中の経血モレを気にしている人の多さに気づいたんです。

布団や枕などの寝具をメインに取り扱う弊社では、これまでフェムケア用品の取り扱いはありませんでしたが、「介護用の防水シーツを扱っているのなら、生理用シーツがあっても良いのではないか」と思い、開発を提案。2021年3月にプロジェクトを立ち上げることになりました。

――経血モレは多くの人が経験していることだと思います。各々で改善策を考えても良いはずなのに、「しかたない」で諦めてしまう人が意外に多いようですね。

横山さん: プロジェクト立ち上げにあたり、社内外で「睡眠時の経血モレ」に関するアンケートを取った結果、「何の対策もしていない」という女性がかなり多いことに驚かされました。失敗談は多くあるのに、「改善するためにはどうしたら良いのか」という疑問すら感じていない。生理に関しての知識の少なさや、家族や友人とさえ話題に出していないという現状が目の当たりになりました。

永田さん: 経血量や期間にも個人差があって、年齢による悩みもそれぞれ。だけどそれをオープンにしていないから、どういうアイテムが世に出ているのか、どうすればストレスが軽減するのかがわからないんですよね。

プロジェクトでは「睡眠時はもちろん、日中も快適に過ごせるフェムケア用品を作ろう」という方向性で、オーバーパンツ、オーバーレギンス、オーバーシーツの3アイテムの商品化を進めることになったんです。

防水機能・肌触り・着心地にこだわった3つのアイテムが誕生

――皆さんのリアルな体験と声がプロジェクト立ち上げに繋がったのですね。「まもら騎士」は経血モレに特化したアイテムと伺いましたが、その理由は?

永田さん: 「今使っている生理用品を変えずに、もっと安心感を高めたい」という思いからです。吸水ショーツの開発も検討しましたが、そもそも今の日本では、「経血をダイレクトに吸水布に吸わせる」という使用方法に抵抗を感じる人が多いように思えました。それならば防水機能を備えたアイテムを作り、いつもの生理用品にプラスして使ってもらうことで安心感を高めようということに。

守屋さん: 「まもら騎士」は、普通布に防水布を組み合わせた二層構造になっていて、ゴワつきもありません。また、前後からのモレを防ぐため、股下部分には大きめの防水シートを使用しています。普段着用しているショーツの上に履いてもらうことで、「経血モレ」を気にせず過ごすことができます。

――普段使っている生理用品を変えなくて良いという気軽さが良いですね。素材やデザインなど、こだわった部分はありますか?

守屋さん: 生理中は冷えを気にされる人も多いので、お腹がすっぽり覆われるハイウエストにしました。ストレッチ素材を使用しているので締め付けもなく、昼夜問わず快適に過ごせます。

永田さん: 股上の深さだけでなく、丈にもこだわりましたね。オーバーレギンスは、ワンマイルウェアやヨガウェアとしても着用できるよう、10分丈に。一方で、オーバーパンツは悩みどころでした。最終的に3分丈かボクサーパンツくらいのショート丈で検討することになったのですが、どっちにすべきか守屋とたくさん悩みましたね。お互いサンプルのはき心地をトイレの中で確認しあったり(笑)。結果、幅広い年齢層を意識したとき、「ショートパンツや、学生服のスカートの下でも目立ちにくいのはショート丈だろう」ということになったんです。


横山さん: 弊社では、寝具に特化したデータやノウハウを多く持っていたので、肌触りや着用感も追求しました。むくみやすい生理中、パジャマの下に着用したまま寝てもストレスを感じないよう、圧迫感がなく透湿性に優れたニット素材を採用。夜用ナプキンを使用することも考えて、お尻部分もゆとりを持たせた設計にしています。

――オーバーシーツの滑らかな素材感にも驚きました!介護用や子ども用の「防水シーツ」とは全く違う印象ですね。

生理用オーバーシーツは、とても薄手で持ち運びにも便利


永田さん: 介護用の防水シーツや、子ども用のおねしょシーツはゴワつきがあり、肌触りもイマイチで、寝ているときに違和感が生じることも。睡眠の質を下げてしまう商品は西川として絶対にNGなので、柔らかくサラッとした素材にこだわりました。この薄さであれば、寝心地も損なわないし、隣で寝ているパートナーにも違和感を与えないところもうれしいポイントだと思います。裏面をラミネート加工しているので、シーツの上に敷いておけば、就寝中に経血がもれてもマットレスや布団が汚れる心配も軽減されます。薄手でコンパクトに折り畳めるので、出張や旅行時にもおすすめです。

――パッケージもレトロな雰囲気がおしゃれで、「生理」を前面に押し出していないデザインが印象的。年齢層問わず、手に取りやすそうですね

永田さん: 素材、着心地、パッケージデザイン。すべての点で「私たちが欲しいと思えるもの」を基準に進めました。コンセプトは「生理の日、私は少し軽くなる」。ただでさえお腹が痛かったり、気分が落ち込んだりしがちの生理期間。その上、「服を汚したらどうしよう」という不安で仕事も集中できず、楽しみにしていた旅行すらブルーな気分にさせてしまう。そんな経血モレから守る最後の砦として「まもら騎士」を使ってもらい、これまでよりも前向きに生理期間を過ごしてもらえたら嬉しいです。

守屋さん: 今回のプロジェクトに参加して、生理への理解が深まりました。それにフェムケア用品を使うことで、生理の日も好きな服が着られるようになり、以前よりも気持ちが軽くなったと思います。これからも積極的にフェムケアについて発信していきたいです。
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なかなか人と話す機会がない、恥ずかしくて話せない「生理の悩み」。ですが、家族や友人、パートナーに不安や疑問を共有することで、はじめて自分の身体と向き合えるんだと、今回の取材を通して感じました。フェムケア用品を知り、活用することで生理時の苦痛、我慢、憂鬱というネガティブさが少しでも緩和できるかもしれません。

「フェムケアへの認知が広がり、快適にストレスなく過ごせるように」という西川の社員の願いから生まれた「まもら騎士」。きっと私たちの生理時の悩みに寄り添ってくれる心強い存在となってくれることでしょう。

●商品紹介
・生理用オーバーパンツ(M/Lサイズ):3,278円(税込)
3部丈のオーバーパンツは、ショートパンツやスカートの下に着用しても目立ちにくい

・生理用オーバーレギンス(M/Lサイズ):4,378円(税込)
オーバーレギンスはワンピースの下に合わせたり、ヨガウェアとしても着用可能

・生理用オーバーシーツ(165×70cm):2,178円(税込)
薄手のオーバーシーツは着脱も洗濯も楽々

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この記事は2022年4月に書かれたものです。
※情報は記事公開時のものです。